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安比奈線見納めウォーキング・後編 [ちょっと鉄ねた]

前記事の続き、西武安比奈線架線柱探訪の後半部分です~。

根元だけ残る49番架線柱を後に、ひまねね的呼称「林間セクション」へ進みます。

セクション初めの50番と、終わりの方の55、56番は確認出来なかった物の、他の4本は木に囲まれている割には比較的マトモ。


休止後生い茂った木が防風林や整理の障害役?の役目をし、往時に近い状態を保ったのかも知れません。


54番架線柱の先にある道を渡り、以前NHK朝ドラのロケ地に使われた際に遊歩道整備が行なわれたエリアへ。
最初にある鉄橋は、その時人が歩けるように整備された物との事ですが、流石に整備されてから年数が経過しているため足元が何だかプカプカしている所が・・・もしもこれから現地に出かける方がいらっしゃいましたらご注意の程を。

この辺りから先の方は、休止後育った木にとり囲まれた様な架線柱が増えて行きます。


マムシの気配はありませんでしたが、同地に赴く方は十分ご注意下さい・・・

59番は周辺に木が生えなかったのかポツンと立っていますが、続く60番はと言うと・・・

ワイヤーの存在が無いと素通りしてしまいそうな感じに同化し掛かっていました。



見方によっては要人(架線柱)をガードするボディーガード(大きな木)なんて想像もアリかな・・・なんて思うのですが、こんな事考えるのはおいら位かな?・・・
66番架線柱の先で、休止後掛けられた八瀬大橋の道路整備のため路線は分断されます。


昔の航空写真を見ると、八瀬大橋開通時は安比奈線を避けるようにカーブしていた様ですが、交通需要の変化なのか?ストレートに南側に抜ける道筋に変わった様子。

大橋の下をくぐり最後の河川敷ゾーンへと進みます。
八瀬大橋アプローチ道路開設の関係で、67番は撤去されたらしく、橋をくぐった後最初の架線柱は68番となります。


モトクロスコース脇のこのエリア、等間隔で伸びている木の幹の並びに架線柱が紛れていますが、72番は確認出来ませんでした。

73番表記の架線柱の後、架線柱はしばらく途切れますが線路はその先の駅構内に向かってまだ続いています。


木の根がまるで枕木の様に見えます・・・おいら的にはイカの触手チックな木の根にも見えたりして・・・
その先はと言うと、下画像クルマのワダチ右側の草むらの中に線路は続きます。


水道管橋梁の手前辺りから駅構内操車場が始まる様で、草に埋もれながらも分岐する線路を何とか見つける事が出来ました。

その先は路線が分岐した駅構内ヤード部分になるのでしょうが、近くまで行く事が出来る架線柱には通し番号は見当たらず。




上画像に写る重機は、今回の廃線決定を受け当地整備用に充てられた物なのか詳細は不明。
番号が振られた架線柱としては、先ほどの73番が最後な様子。番号管理していたのは、所謂「本線」筋の物なのだけなのでしょうかね~・・・?

今回も現存する路線終端に近い所まで足を運びましたが、途中見かけた光景に大きな自然の力と時の流れを感じたひまねねです。


架線吊下ワイヤーを挟み込んで育っている樹木にビックリ!


さてさて、この安比奈線の路線跡。今後どの様に変貌していくのでしょうか?

南大塚駅~国道16号までの敷地とか中間部分の路線跡などは、結構大きな面積なので今後宅地化なども考えられますが、その他の部分の去就はいかに?
とは言え、外野なひまねねなので、ここは文化放送「おはよう寺ちゃん」でよく耳にする上念氏のフレーズを引用し、「生あたたかく見守って」行こうと思っています。

安比奈線の見納めも終えた後は、3年前と同様八瀬大橋を渡り対岸の橋のたもとにある ラーメンショップ的場店で昼食。
今回はネギチャーシュー中盛りをオーダーしましたが、厚切りのチャーシューがイッパイなかなりのボリュームに大満足でした。その後は前回同様に八高線的場駅まで歩き、徘徊終了。

木の電柱って、驚くべき耐久性があるなぁ~・・・と実感した徘徊でした。


この安比奈線、立派な廃線状態とは言え現時点では「休止線」と言う位置付けなので、勝手にホイホイと敷地内をうろつくのは問題があると思う方も多々いらっしゃるかと思います。
とは言え休止扱いになったのが1961年との事で、すでに50年以上が経過し、場所によっては近隣の方の通路や花壇化している箇所もあり、西武側は危険箇所以外は立ち入りや改変を黙認している?と判断して自己責任にて見学しました。
もしも同地を見に行こうと思われた方は、立ち入りに関してはその辺をご考慮下さい。また、今後廃止確定前に立ち入り制限がもっと厳しくなる可能性もありますが、そうなったら無理しないで下さいね。

ご参考までに、ウィキのリンクを張っておきます~ 西武安比奈線(リンクはウィキ)



おまけ
「あいな」?「あひな」?

上画像の様に地名の読みは「あいな」ですが、路線名の読みは「あひな」となります。
どうして読みを変えているのかは不明ですが、鉄道系では同様な事例は他にも散見されます。

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コメント 2

なのの

しまった…
夏草が茂る前に行かなくっちゃと思っていて
行きそびれてます…
入梅までには行ってみます
さしあたって明日は羽田にシグナス見に行ってきます♪

by なのの (2016-05-09 21:56) 

ひまねね

なののさまへ・・・
蚊ぁ~が出て来ますので、お早めに。

行った時は、虫には刺されませんでしたがクマンバチが肩にぶつかって来ました。
マムシにご注意下さいませ。
by ひまねね (2016-05-10 18:40) 

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