掘り出して？来ました

今週火曜の定休日、野暮用ついでに寄ったのがハードオフとブックオフの複合店。

久しぶりに寄ってみたこのお店。ハードオフの方を一回りしてブックオフの方へ、するとこんな本が売られていた。

「戦艦大和、武蔵　設計と建造」、最近とんと見かけなくなったケース付きの本。

ケースから出してパラパラと見てみると、本棚の死蔵本だったようでケースは汚れている物の、中は読んだ形跡が見受けられない状態。
本文はかなり難解の様だが巻頭、巻末の写真、図面が豊富だったので買っていく事に。販価は、ケース記載の２，６００円を単純に半値にしたであろう１，３００円。

ケースは大分ヤニで燻されて？いたので、帰宅後、試しにマイペットで拭いて見ると大分キレイになりました。上画像右下の方は拭いた後の色味。

本文は難解なため、まだ読み進めていませんが、巻頭、巻末はパラパラと目を通してみましたので、ちとご紹介。
巻頭の写真集、大和・武蔵以外にも各艦の写真が掲載されています。

上画像は、戦艦「金剛」。右はおいらもプラモの箱絵で見た事がある艦橋がビルみたいになった改装後ですが、左はイギリスで新造直後の公試中の同艦。別の艦かと思っちゃいました。

など、今でも戦記物で見かける大和の写真の他に、こんな画像が納められてます。

巻末の折りたたまれた図面集も艦体その物の他にこんな物も・・・

ブリッヂからの操舵信号を伝える電気回路図だそうです～。

奥付はこちら。

奥付によると、１９６１年（昭和３６年）発行の本。気になって当時の物価を検索して見ると、こんな感じ。当時の世相などは、偶然見つけたこんなページをご参照下さい。

大卒初任給　１４，８１７円

たばこ　　　　　　　　　３０円

映画　　　　　　　　　２００円

など・・・
ブックオフなので？単純に販価の半値にしたのであろうが、当時価格では相当な高級本であったのだろうと思われるこの本、昔ながらの古書店ではもっと高い値段付けるだろうな～・・・

余談ですが、発行元の芳賀書店って、今はこの様な普通の本からは手を引いて何故か？アダルト系のみとなっている様子・・・

飲み食いしながら読む本ではないので、時間のある時にちょろちょろと読み進める事にしまーす。














おまけ「検印」・・・
昔の本なので、検印も印刷や「検印省略」ではなく朱肉を使って押されてます。

「印税」の計算基準なこの検印、見なくなって久しいですな～。

コメント 3

すごい！当時の価格では映画１３回分の艦船本、そう考えるとすごく高価な本ですね。良い買い物をされましたね♪。
by 白 (2013-03-09 23:39) 

すごい掘り出しものですね。
古書店だともっともっと高い値段がついていたかも。
by ふぢたしょうこ (2013-03-10 01:22) 

白さま、ふぢたさまへ、

たまたま臨時収入がちょっとあったので買っちゃいました。でも、この価格以上なら手を出していなかったでしょう。
レジを見るとアルバイト学生で回しているようなので、買取りは一山いくら？で、販売はとりあえず半値でスタートして売れなきゃ値下げ・・・ってな感じなのでしょうか？もう少しまてば１０５円？になっているのかも。

ブックオフとかハードオフって、たまにこんな破格値でとんでもない物が有ったりするので時間があるとつい入っちゃいます。

読破出来るほど艦船知識が無いのが、気になりますが・・・
by ひまねね (2013-03-10 08:13)