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つもる ごりやく [その他色々・思いつくままに]

今回は先週のお話です~。

知人の所へのお土産にしようと、松伏町にある増田商店さんの「久寿餅」を買いに行ったのですが、お店を出た時に目に入ったのが、道の反対側斜め前に建っていたお堂。

何となく気になったので、ちょっと拝んでから帰路に付く事に。
お堂の中を伺うと、昨年利根運河大師で見かけた物と同様な弘法大師の坐像が鎮座していました。

坐像は近年造り直された物の様に見受けられましたが、扁額として掲げられていた物は建立当時の物の様子。

扁額には、こう書かれていました。
御遠忌
第五番 松伏かし通り

御詠歌

ありがたや
まいれるひとわ
まつぶしへ
一たびごとに
つもる
ごりやく

昭和九年
七月廿一日
近くを流れる古利根川。昔は水運に利用されていたため、川沿いに荷扱いのための町が点在していましたが、「かし(河岸)通り」と書かれている様に、ここ松伏も往年は行き交う船のための施設で賑わっていた時の名残りな様子。今ではそんな痕跡などは見受けられないので、ちょっと想像も付きません。

もう一つ気になったのは、「かし通り」の前に刻まれている「第五番」の文字。
恐らく、利根運河大師の様な弘法大師霊場が過去存在し、その第五番目のお堂だと思うのですが、お堂や坐像には霊場の名称も見受けられず、松伏町ホームページにもその辺の記載も無かったため、松伏近辺だけのものか古利根川流域の広い範囲で存在していた霊場なのかは今の所不明であります。

今後松伏界隈をウロウロする時は、お堂を見かけたら中を伺い気長に痕跡を探してみる予定でありますが、松伏辺りでも結構宅地開発が進んでいるので上手く見つけられるかな?
痕跡がありましたら、また追ってご紹介しまーす。



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