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飛行機と電車の「修復」の話 [その他色々・思いつくままに]

飛行機と電車とジャンル違いですが、「修復」にまつわるお話と言う事でまとめて出しちゃいます。
まずは飛行機の方から。

かねてから当時の製造元な川崎重工で修復中だった旧日本陸軍の戦闘機、三式戦「飛燕」の修復が完了して、神戸で期間限定展示中との事(川崎重工創立120周年記念展)
流石に神戸まで実物を見に行く事はままならないので、ネットで色々と見てみましたが、日本でもようやくスミソニアン並みな復元作業が出来るようになったな~と言った感が。
この機体は、今後は当時の製造工場があった岐阜県は各務原の、かかみがはら航空宇宙博物館に展示予定との話。



お次は電車の話。
夏に引取り先を公募していた、埼玉は川口市の京急デハ236。
その後も気にしていたのですが、川口市は沈黙のまま・・・公募の案内すら削除されているので、「これは初めから公募不調で解体処分にするつもりだったのか?」と思っていたのですが、最近こんなニュースが引っ掛かりました。

川口市の「デハ230形」、譲渡先が京急に決定

(上記リンクは、ジョルダンニュース記事にリンクしています)
横浜みなとみらい地区に本社移転する京浜急行が、併設するミュージアムに所蔵するとの事。修復後の外観は、初期なのか晩年の物どちらになるのかは解りませんが、元々使用していた京急が修復するのならかなり立派な状態になるのだろうと期待。

「飛燕」はその内時間を見て是非見学に行きたい物です。デハ236の方は修復完了の報を待っております~・・・ちなみに搬出は来年との事で、新社屋稼動は’19年との事。




おまけ

さてさて、今回修復された飛燕。元をただすと、今は米軍横田基地になっている所に所在していた旧陸軍の航空審査部飛行実験隊所属だった機体。
福生と言えば、かなり昔に買った我が家の蔵書にこんな本があるのでちとご紹介。
陸軍 実験戦闘機隊―知られざるエリート組織、かく戦えり

陸軍 実験戦闘機隊―知られざるエリート組織、かく戦えり

  • 作者: 渡辺 洋二
  • 出版社/メーカー: グリーンアロー出版社
  • 発売日: 1999/08
  • メディア: 単行本

各種試験飛行が主任務な審査部ですが、戦争末期には手持ち機材で防空任務にもあたっていたとの事でして、今回修復された機体もB-29相手に迎撃戦を展開していたのかな?と思いを馳せてしまいました。


おまけのおまけ

福生を舞台にしたもう一つの蔵書がこちら。
空のよもやま物語―空の男のアラカルト (光人社NF文庫)

空のよもやま物語―空の男のアラカルト (光人社NF文庫)

  • 作者: わち さんぺい
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2008/08
  • メディア: 文庫

戦後漫画や挿絵家として活躍した、わちさんぺい氏が戦時中に福生の審査部で軍属として整備に当たっていた頃の出来事を綴った本。
軍属と言う立場だったためなのか?いわゆる「戦記物」とは違った形で当時の話が語られています。自身の手による挿絵が要所要所にちりばめられているのもうれしい所。


上記2冊、いずれもオススメですが、出来れば両方読むと結構シンクロする所も合ったりして面白いです~。

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nanono

こんばんは、
先日デハが引き取り先公募との投稿見て
もしかすると最後かなと思い見に行って来ましたが
京急本体が譲り受けてみなとみらいに来るんですネ
近くに来たらまた見に行って来ます!!

11月3日は入間基地行く予定です✈
by nanono (2016-10-25 23:01) 

ひまねね

Fogさま及びなののさまへ、ナイス及びコメントありがとうございます。

まずはなののさまへ、
京急が引取ると言う事で、キレイにお色直しされるであろうと安堵しました。

しかし修復後はどんな形態になるのかが?です。創業時の形態はすでに久里浜で1両保管している筈なので、ここは晩年期の「赤い電車」状態を希望するのですが、こればっかりは京急さんの意向に寄るのであれこれとは言えませんです。

3日は仕事です~・・・

Fogさまへ、
Fogさまは入間展開する事と思いますが、そろそろC-1の変態・・・もとい編隊飛行も見納めかと・・・ブルー共々堪能して来て下さい。
by ひまねね (2016-10-26 08:29) 

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